IWC Best of 2005 Vol. 1

mugiwara-kun2006-06-29


ここんところ、取り上げているIWC。
この団体は、地元密着型の団体でありながら、ネームバリューのある選手を呼んで、地元勢と対戦させたりとか、他団体とかで「名物カード」というような組み合わせを実現したりとアメプロファンとしては、チェックしておきたい団体のひとつ。

そんなIWCの各大会から、1〜2試合をセレクトしたベスト版。

2005年上半期の大会をまとめた「IWC Best of 2005 Vol. 1 」を。(約160分収録)

「Showdown In U-Town」より
1. Chris Sabin vs. John McChesney (2 out of 3 Falls)
2. Shirley Doe vs. Sebastian Dark (Street Fight)

クリスセーベンに「ファビュラス」ジョン・マッケンジーが「チャレンジマッチ」的な三本勝負とシェリードゥーとセバスチャンダークの大型選手同士のエニウェアフォールマッチ。
やや線が細いながらも、セーベンの動きについていっているマッケンジー。常連ファンの声援がマッケンジーの期待度がうかがえる。

そして、シェリー対ダークは、ダークのリクエストで「リング上で正々堂々とレスリングで」の言葉どおり「らしくない」展開ですすんだが、ダークのパウダー攻撃を合図に、インディーらしい場外での荒っぽい展開に。

「Wild At The Palisades」より
3. Troy Lords, Shiima Xion, J-Rocc, & Maverick vs. The Gambino Brothers & Jason Gory
4. AJ Styles vs. Christopher Daniels (2004 "Match Of The Year Rematch")

オープニングマッチらしく、地元勢中心のタッグマッチ。
やや、あわただしいながらも、各選手の個性が出ている試合に。自分のお気に入りの選手を探すためにも、こういう試合は重宝しますね。

TNAで「ベストマッチ」と称されたカードが、この会場で。
PPVマッチとまったく同じというわけにはいかないけど、この二人のムダのない試合運びは、すばらしいと思います。

「Super Indy IV」より、
5. Low Ki vs. Homicide
6. CM Punk vs. John McChesney

IWCの「チャンピオンカーニバル」といっていいくらいのビッグマッチのトーナメント「Super Indy」。
ロゥキー対ホミサイドは、ROHなどでも実現しているけど、トーナメントを無視した戦いぶりに注目。
パンクは、マッケンジーと。映像では、途中からで、パンクがヘッドロックや腕を決めようとジャパニーズスタイルっぽい試合運びに、やや地味ながらも、マッケンジーレスリングってどんなものか見ることができると思います。

「Showdown In U-Town 2: The Aftermatch」より、
7. Hentai & Sebastian Dark vs. The Midnight Express (IWC Tag Team Title Match)

ベテランの二代目ミッドナイト(ボビーイートン&デニスコンドリー)が保持するタッグ王座に、ヘンタイとダークのヒールコンビが挑戦。
クロケット王国全盛期では、当時、ヒールだったミッドナイトが正統派としてというのは意外だったが、試合運びは、最小限の動きで相手を攻め、相手にタッチさせないように自分たちのコーナーに近いところで試合をするなど、ベテランの味を発揮。いまどきのヒール、ヘンタイたちは、ミッドナイトに苦戦させられるものの、こちらもクラッシックなやり方で、ベルトを奪いました。

「Caged Fury 2」より
8. Chris Hero vs. Glenn Spectre
9. Christopher Daniels vs. John McChesney (Steel Cage Match)

男色グレンが、お得意とする「アメリカンジョーク」に、ヒーローがどうつきあっていくかがポイント。

試合開始直後に、ダニエルズの奇襲をうけ、流血させられるマッケンジー
リング内に戻っても、なにもさせてもらえないマッケンジーに、ダニエルズは涼しい顔で攻めまくる。
パンチで反撃するものの、なかなか、後が続かないマッケンジー

ケージから脱出を試みるダニエルズを追って、コーナー最上段で殴りあう二人だが・・・・。

「No Excuses」より
10. Delirious vs. Matt Sydal

さすがに、「AJ対マット」は
収録されてませんでしたね。(苦笑)

ユーモラスでトリッキーなデリリアスと生真面目なサイダルのスピーディーなレスリングもなかなかですぞ。


個人的に思ったのが、IWCという団体は、日本のプロレスに近い試合をするので、見やすい団体だと思います。

「この試合が見たい」ということで、お得なDVDかもしれませんが「木を見て、森を見ず」ということになりかねないことも。

「入門編」ということではバッチシなDVDだと思います。(収録されている試合は、なかなかのものでしたよ。)