Battle of Los Angeles 2006 - Night Three(約178分収録)
El Generico vs. Chris Sabin
まずは、グラウンドレスリングから腕を取り合いを。
CIMA vs. Kevin Steen
CIMAのコーナーポストでの腹筋に対して、マネしようとしたら、持ち上がらず、「イタタタタタッ」と顔がゆがむスティーン。スティーンをボディスラムで投げた後、反動で後ろ受身をとってしまうCIMAで「ホーリーシット!」。
ややコミカルな始まったものの、試合が進むにつれて、しっかりと勝敗重視という点を見せる試合運びをしてきた二人。なかなかいい試合でした。
Dragon Kid vs. Roderick Strong
ストロングのパワー殺法に、子供扱いされるキッド。グラウンドの攻防から、変幻自在のルチャらしい飛び技を披露し、局面を変えようとするキッド。
Austin Aries vs. Davey Richards
エリースはわき腹の負傷が響いたのか、動きが悪い。セオリー通り、わき腹を狙っていくリチャーズではあるが・・・・。
Genki Horiguchi vs. Jack Evans
この団体の試合は、必ずといっていいほど、グラウンドレスリングから始まるため、数試合ほど見ていると「またかよ・・・・」と思わせるのだが、この試合は開始早々から、エバンスが派手に動き回る。
カウント2で返す堀口に、客席から「H・A・G・E!」が。ハゲコールを背に、逆にエバンスを追い詰めていく堀口。
個人的には、こういう試合が好きですね。ややROH向きっぽいかな?といっても、二人とも、ROHに出ているんだけどね。
Super Dragon vs. Frankie Kazarian
先にリングインしたカザリアンをエプロンからスコーピオスカイが挑発。それに気を取られたカザリアンを背後からジョーイがイスで襲撃。
試合前だというのに、レフェリーの制止を振り切り、カザリアンに暴行を加えていくスカイとジョーイ。あわてて、対戦相手のスパドラが駆けつける。逃げ遅れたスカイの女子マネに対して、問答無用の制裁を!
CIMA vs. El Generico (semi-finals)
週プロがこの大会のベストマッチと書いていたようなこの試合。大体の試合が、リング内で試合をしていたとこがあったのに、この試合では、ケブラーダとか、客席を巻き込んだような場面も。
Davey Richards vs. Roderick Strong (semi-finals)
派手さはないものの、どっちが勝ってもおかしくないようなと技の力強さを感じるような激しい戦いに。
Super Dragon vs. Jack Evans (semi-finals)
カザリアンが負傷のため、スパドラが繰り上げで。スタミナ的に余裕のあるスパドラが順当勝ち。こういうのが、トーナメントらしいというか。
Non-Tournament Match:
Delirious, Colt Cabana, M-Dogg 20 & Quicksilver vs. Rocky Romero, Chris Hero, Claudio Castagnoli & Necro Butcher
負け残りの人たちを集めての八人タッグというとアレだけど、かえって、いきいきと試合しているように見えますね。全員が。特に、イガミあっているような対戦ではないんで。チカラプロレスみたいなムードで、大会としては「ブレークタイム」みたいな感じで、いい感じでした。
Battle of Los Angeles 2006 Finals:
CIMA vs. Davey Richards
スパドラが辞退した(カザリアンの件で?)ということにより、CIMA対リチャーズの決勝に。お互い、二試合こなしているというだけあって、やや疲れが見えたのか、フィニッシュシーンがあっさりと決まったように感じました。
PWGは、ほぼ初めて見たけど、全体的に判を押したかのように「グラウンドからじっくりと」みたいなとこがあって、このトーナメントは思ったより地味というか、日本のプロレスに近いような。オーソドックスな感じなので、あまり違和感はないものの、ROHなどよく見ている人から見ると、物足りないかな?言葉が悪くなるけど、「よそ行き」という感じがしないでもないが。もし、買うとしたら、最終日のものだけでいいかと。個人的には。
あと、どうせなら、ジョーイやトルネードなど地元勢だけでやったほうが面白いかもしれませんね。