Night of Legends April 3rd, 2004 Franklin, PA - Franklin High School(約125分収録)

mugiwara-kun2007-01-15



IWCのDVDを製作、販売しているデジタルホライズン社から、個人輸入で購入。「$5」という価格にビックリ!

ところが、メニュー画面がなく、チャプターが試合ごとではなく「10分」おきにやっているところを見ると、「リマスター」版?なんか、家庭用のDVDデッキでそのままダビングしたようなつくりに・・・・。


Dirk Ciglar vs. Troy Lords

まずは、オープニングマッチ。

ローズがヒールとして、オーソドックスにロープに足をかけて、フォールにいくというクラシカルな「勧善懲悪」を絵に描いたような試合でした。


Lord Zoltan vs. Kim Chee

今大会のウリである「レジェンドマッチ」のトップバッターは、この人たち。
キムチーは、レスラーじゃなくて、キマラのマネージャーでしょ?サファリルックのマスクマンで。ということもあって、ワザとか期待できなさそう。一方のペイントレスラー、サルタン。この人、知らないんですよ。昔、ジェークロバーツやケビンサリバンたちが、NWAのフロリダエリアでこのようなギミック(呪術師?)を使っていたのですが。

予想通り、キムチーは、客いじりであおるだけあおるところを、サルタンが攻めて、というパターンに。キムチーのマネージャーがレフェリーの見てないところで、サルタンの首を絞めるとクラシカル。そして、キムチーとサルタンが同士討ちしたところをサルタンが丸め込むというお約束。

キムチーの救助にきたキマラに、「スーパーフライ」ジミースヌーカがやってきて、「あとで、一騎打ちだ!」というシーンに、超満員のファンは大喜び!

ベルト姿のディーンラドフォードが入場し、トップロープに登ったところで、なぜか、画面が切り替わる。


Shirley Doe & Super Hentai vs. Sterling James Keenan & Soldier

こう見ると、両方ともヒールに見えるけど、当時はドゥーとヘンタイは、ベビーフェイス。試合前のキーナンのマイクが聞き取れないほど、館内、大ブーイング。

まずは、キーナンとソルジャーは、ヘンタイからドゥーの左腕を狙っていくが、ヘンタイにタッチしたあたりから、しばらく、ソルジャーは捕まってしまう。自力で場外へ脱出したソルジャーは、ヘンタイのヒザを捕まえ「もう一丁!」を。そして、「エルボー!」も。

ややギクシャクしているかのように見えたソルジャーとキーナンだが、時が経つにつれ、連携もスムーズに。レフェリーをダブルのアームホイップで、場外のソルジャーたちに投げつけるなど、コミカルな所も見せるヘンタイ。

ソルジャーがドゥーを場外に誘い、リング内にはキーナンとヘンタイが。キーナンは、得意のアックスギロチン?で、ヘンタイを一蹴。



Virgil vs. Demolition Ax

こちらも「レジェンドマッチ」。WWF在籍当時使っていたテーマ曲で入場のアックス。マスクをかぶらず、「素顔」で、ファンと握手(子供には話しかける)。バージルは、「nWo」の一員として入場。

ファンのブーイングで、試合に集中できず、マイクでファンに罵声を飛ばすバージル

捕まえてしまえば、アックスのヘッドロックでダウンするバージル。ところが、バージルを場外へ放り出し、イスを持ち出してきたアックスの戦法が裏目に・・・・・。




The Patriot & Nikolai Volkoff vs. T. Rantula, Dr. Feelgood

この試合の予定であったが、デニスグレゴリーも飛び入りで試合に参加したいということで、「六人タッグ」を提案したところ、控え室へ戻っていったボルコフとパトリオットだが、テーマ曲がかかり、一人の男性(マネージャー?)を連れてきて、これを受諾。

「試合前に、アメリカ国家斉唱を」ということで、全員起立したところを、グレゴリーたちが奇襲。ラドフォードとフィールグッドを同士討ちにしたパトリオットは、フィールグッドをヘッドロック。そして、あたりの浅いラリアットで敵チームを蹴散らすパトリオット。ところが、ランチュラの怪力に捕まってしまうパトリオットが大ピンチ。

仕上げとばかりに、パトリオットをフルネラソンで捕らえたところへパンチを入れるが、これがグレゴリーに誤爆。そこへマネージャーが丸め込んだというありがちなお粗末なオチで。


Glenn Spectre vs. Roman Law

ロゥというのが、空手着を着ていて、マーシャルアーツの選手。どうやら、「異種格闘技戦」のような感じ。

なぜか、ローキックなどのマーシャルアーツらしい動きをあまりださず、グレンの左肩をショルダークローで掴むというそれだけしかしてこないロゥ。これが三回くらい続いた後、グレンがすかさず、変形の逆エビ固めであっさりと勝利。


"Superfly" Jimmy Snuka vs. Kamala

キマラの怪力殺法に、苦戦するスヌーカ。セカンドロープにもたれかかり、バテバテ状態。こんなバッドコンディションのスヌーカに対し、ボディプレスにいくキマラ。カウントを狙うが、スヌーカがうつ伏せでは、レフェリーも。(苦笑)
キムチーがリングインし、「仰向けにしろ」と指示しているようだが通じない。キマラにスヌーカを羽交い絞めにして、ムチで殴りかかるキムチー。ところが、ムチがキマラに誤爆し、キマラはキムチーに張り手を。そして、スヌーカの手を上げるという、ゴマカシで試合を終わらせる。スーパーフライは仕方ないとしても、水平チョップすら出さないスヌーカ。これには、呆れるしかないというか。



IWC Heavyweight Title
Dean Radford vs. Sterling James Keenan

急遽、決まったタイトルマッチ。

キーナンは、この日「二試合目」ということで、短期決戦を狙う。ラドフェードにイスを振り落とすキーナンであるが、ラドフォードは、パンチで阻止。そのまま、デスバレーボムでキーナンを秒殺。




Glenn Spectre vs. Mike Preston

この二人が普通に試合しているところに、キムチーがサルタンに追っかけられて、リングの周りを走る。しばらくすると、ドゥーとヘンタイがスペクターに暴行を。そして、パトリオット、ボルコフなどがひっきりなしでリングに乱入し、「毎度、おさわがせします!」みたいなエンディングに。


思わず、このジャケを見て、「衝動買い」してしまった一品。ハイスポットからリリースされている「カロライナチャンピオンシップレスリング(CCW)」でもそうだが、「レジェンドマッチ」というのは、ほとんどの選手がセミリタイアで、まともに動けないため、試合らしいことを期待するのはNGかと。

こういうのは、ニガテだなぁ。