ドリーミンプロジェクトO3

実は、デジカメを忘れたため、画像なし。申し訳ない!今度からは、ズボンのポケットにデジカメ入れてくから。

17:40ごろ、デルアリにいくと入場していた。整理券は200番以上。ぴあで、SDシートという南側の指定席を買ってあるから、並ぶ必要なし。ギリギリくらいにいくと、「18:10から」とのこと。


佐野直、ドラゴン・ユウキvsブルアーマーTAKUYA、アニマル斉藤

まずは、佐野直とブルアーマーTAKUYAから。
佐野が「かかってこい!」とアピールするが、ブルアーマーのタックルで何度も吹っ飛ばされる。

「よし、ブレンバスター、いくぞ!」とアピールしておいてのDDTは、大阪の笑いにはあわなかったのか、場内イマイチ。
力負けして、歯が立たない佐野は、ドラゴン・ユウキにタッチ。森嶋猛みたいにデカすぎる。逆にクルーザー級の斉藤に変わると、佐野は巧みなタッチワークで、ドラゴン・ユウキに花を持たせよう終始、フォローに。ユウキは、佐野の期待に答え、斉藤をフォール。

うーん、佐野の活躍は少なめだったけど、熱狂的な佐野フリークがいなかったからか?


◎怨霊、小仲=ペールワンvsミラクルマン、谷タロー

相手が怪奇派ということもあって、怖くて試合したがらないミラクル、谷。谷はうまい具合にミラクルの後ろにいって、背中を押すように。
「こんなんいやや。」、「はよ、帰りたいわ!」とグチをこぼしながらも、まず、ミラクルが先制を。なかなか、出てこない怨霊組。レフェリーが痺れを切らし、「どちらかリングインしろや!」というと、ミラクルは「まずは、怨霊さんで」ということで、ミラクル対怨霊で。
動き回ると、粉が出るため、ミラクルがひいてしまい、「やっぱ、こっち(ペールワンを指差し)」といって、怨霊からペールワンへ。

リングインすると同時に、レフェリーやミラクルにつばを吐きつける。「こんなん,いやや!」「こいつ、小学生かよ!(タロー)」。

気を取り直し、ロープワーク合戦をするミラクルとペールワン。ペールワンが開脚してしゃがんだところで、ミラクルが立ち止まってしまう。ペールワンは、レフェリーを間にいれて、「『自分の上をまたげ』って、いってるぞ。」としつこく懇願するが、タニタローがペールワンに上から、押さえ込むように、屈伸運動で、「ギブアップ!」を言わせるが、もちろん無効。リクエストどうり、ペールワンをまたぎ、ロープワークを続ける二人に、拍手が。

谷タローにタッチしたところを、、トップロープに登って、なだれ式ブレンバスターを狙うペールワン。なかなか、投げれない谷タローにツパをかけるが、逆に、谷タローは、マスクをずらして、逆にツバをはき返す。

その後、大阪でも、ミラクルとの「発射!」を披露。分断に成功したミラクルは、ペールワンをフォール。


◎アジアン・クーガー、ジ・ウインガー、カムイvsHi69、藤田峰雄、小峠篤史

まずは、Hi69、藤田が有利に。

クーガーは、得意のハードコア殺法で、場外に戦場を移すと、あっという間にクーガーのペースに。

リング内に戻って、小峠を捕らえたクーガーは、ウィンガーにイスを要求するが、タイミングがズレてしまい、クーガーとウィンガーに気まずいムードが。カムイにタッチしたあとも、口論する二人。

ウィンガーが見せ場を作り、いやいやながらも、クーガーにタッチして連携をスムーズに。クーガーはウィンガーに「さっきは悪かった。ここは、握手しようや。」ということで、危機を回避に。

カムイが出るが、ここで、イッキに畳み掛けるようなみねぴょんたちの攻撃には返せず、約16分の激闘にピリオドを。

善戦したカムイに全員から健闘をたたえられるが、ここで、ウィンガーとクーガーは再び口論に。



葛西純vsアイスペンギン

入場してきた葛西のにらみつける表情にビビリながら、「むっちゃ悪そうな顔してんな。」とタメ口のペンギン。

といいつつも、「葛西さん、ファンですねん。握手してください。」の手の平を返し、ペコペコするペンギン。レフェリーの日韓に「握手ぐらいしてやれって!」といわれ、しぶしぶと握手する葛西。葛西の背中を見て、調子に乗り、「背中の傷、すごいでんなぁ。みんなも見てみぃ」と客席に背中を見せただけで、かなり受けるので笑顔でご満悦の葛西。女性客からの「こっちも」に答え反対側に背中を見せると、拍手が。そこで隙ができたところを「アホか!」とばかりにペンギンは葛西の背中にスレッジハンマーを。

葛西は、逆に「あっ、ハゲ!」と日韓の目を最前列の男性客に目をそらし、ペンギンをどついた後、日韓とともに、「先ほどはすいませんでした。」と頭を下げる。続いては、豊満な女性客にも同様に「あっ、デブ!」で、同じように。

葛西がペンギンを連れて、場外乱闘へ。

リングに戻って、「ダイナマイトキッド!(高速ブレンバスター)」「ハーリーレイス!(ダイビングヘッドバッド)」を披露する葛西。

隙をついて、葛西をダウンさせ、コーナーにのぼって、持参の水泳用のゴーグルをつけ、ダイビングプレスにいこうとするが、お約束どうりに、「怖いから、ちょっとささえてくれへん?」と日韓に腕を持ってもらうペンギン。

「大阪って、こんなことしかできないのか!」というや、激しい攻めを見せた葛西に、思わず、「へたれキャラ」というのを忘れ、真の実力者ぶりを発揮してきたペンギン。イスを取り出し、葛西に一撃。

葛西とやりあっているうちに、ズボンを脱がし、セクシーパンツ姿にし、シュバインのようなカタチで落下させるペンギン。日韓をかにばさみのように、ダウンさせ、葛西の股間に直撃!フォールに行くが、「臭い!」といって、レフェリングを一時放棄する日韓。

トップロープに登り、持参したゴーグルでボディプレスを狙うが、これは自爆を。

ズボンをはきなおし、コーナーからのパールハーバースプラッシュで15分近い激闘を葛西は制す。

なかなかの好試合に、「最初はこんなもんかと思ってたけど、アイスペンギンはなかなかのいい選手ですね。もし、万が一、ここ手試合する機会があるのなら、もう一度、アイスペンギン選手とシングルで戦いたいです。今日はありがとうございました。」という感じのマイクに、握手を求める葛西。その握手に答えたペンギンだが、ボディスラムで叩きつけられ、テバナをかけて葛西は退場。

ここで、約15分の休憩。

ピンクタイガードリーミンこと村上健(たけし)代表に、「DVDは出ないの?」と聞いたら、「いやぁ、映像素材があるけど、お金がかかっちゃうからさぁ・・・。」という「大人の事情」で、DVD化の予定がないらしい。これだけ、好試合ばかりなのに、お蔵入りとはもったいない!解説とかいいから、市販のメディアにダビングするだけでも・・・。



◎リッキーフジvsカブキキッド

この試合には、リッキーの保持するFTOのローカルインディー王座がかけられることに。
カナディアンのリッキーに、アメリカ・CZWのカブキキッドが挑戦とは、大分FTOもずいぶんとグローバルなことをしてくれたもんだ。

デジカメを持っていない俺は、リッキーに、「ロッ・クン・ロール!」コールをすると、キッドに「C・Z・W!」コールが起こり、これまた、アメプロチックな展開に。

試合のほうは、間をたっぷりととったリッキーやテイオーの得意とするクラッシックな味わい深いテクニック合戦が繰り広げられるが、リッキーのペースに。そんな場をなんとかしようと、佐野がセコンドについて、キッドに檄を飛ばす。キッドが、起きて破りの「カミカゼ」を狙うが、リッキーを担ぐことができない。コレに、怒りの炎がついたリッキーは、フォーナインを狙うが、キッドはコーナーに逃げようとしたところでレフェリーを巻き込む。レフェリー不在をいいことに、FTOのベルトを持ち出し、リッキーを乱打しようとするが、逆にベルトを奪われ、返り討ちにあうキッド。カミカゼでキッドをノックアウトさせたリッキーは、カウントを要求するがレフェリーは、まだ倒れこんだまま。
「おい、しっかりしろ」とレフェリーを起こし、余裕のフォーナインでキッドを押さえ、リッキーの防衛に。



◎塩田英樹vs『黒天使』沼澤邪鬼

入場時に、自分の子供に、FUCKの世界エア級ベルトを持たせ、ラダー持参の塩ちゃん。邪鬼は、いつものように、チェーンソーを振り回して、狭いデルアリ内を練り歩く。

とりあえず、「イスを持て!」の邪鬼のアピールに、イスちゃんばらをするが、あっけなく一回目でイスを吹っ飛ばされ、邪鬼にやられまくる塩ちゃん。邪鬼の攻めもハンパではなく、イスの足の部分をのど元のところに置き、思いっきりくい打ち状態でイスを振り下ろす。場外でも、塩ちゃんらしく豪快なやられっぷりを。目が飛んでしまい、客席から笑いが。

ダウンしても立ち上がってくるが、チョップやキックに力が入っていない。

隙を見て、ラダーを持ち出し、ラダーに上ってダイヴを狙うが、邪鬼が起き上がってきて、ブレンバスター合戦になるが、邪気が制する。ラダーに塩ちゃんを叩きつけ、跳ね除けると思いカバーする邪鬼だったが、あっけなく、そのまま3カウントが入ってしまい、客席から「エーッ?」。これには、邪鬼もキレ、イスやラダーを塩ちゃんに投げつける。

マイクを持った邪鬼は、「おい、こんなんがドリーミンのセミの試合か?何が『プロレスラー』だと?サラリーマンしながらプロレスラー名乗るなんて間違ってんだよ!」と怒りまくる。

邪鬼がさったあと、マイクアピールをする塩ちゃん。DDTやFUCKなら、合格点だが、ドリーミンでは荷が重すぎたのか?9/10に対する大日がFUCKに対しての『根絶やし』だろうか?


新幹線の都合で、メインのテイオー貴対石倉ビリケンを泣く泣く見ずに、会場を後に。

でも、かなりいい試合ばかりのドリーミン。会場のキャパシテイが小さ目ということもあって、選手の距離が近いという「ロックアップ効果」が発揮されたのか?なかなかいい大会だった。

ただ、ひとつ言いたいのは、時間を厳守してもらいたいなと。できれば、遅くとも、「五時半 試合開始」してほしいなぁ。