July 9, 2005 "Freedom To Fight 2005" - Philadelphia, PA
昨年の7月、カナダ・モントリオールを本拠地にしているIWSが、ついに「ECW Arena」に進出。
今回は、そのときの模様を。
(Disk1)
1. Bloodstream
いつものように、スルーでノープロブレムなインタビュー集。
そのあと、試合開始前に、メインの金網4WAYマッチに出場の四選手が登場し、アオっていくというつくりに。
ここまで、約48分近くあるので、どうしても試合を見たい方は、スルーを。
2. Dan Paysan vs. Kid Kamikaze
パイサンは、ディバィンを、カミカゼ(注.ROHに出場している「キッド・ミカゼ」とは別人!)はバネッサクレイバンをそれぞれ、セコンドにして入場。
試合のほうは、途切れることのないスピーディーな相手のサブミッションを狙うレスリングを。
序序に、白熱した展開に。それまでは、一切、手を出さなかったバネッサがディバィンをダウンさせ、レフェリーの目を盗んで、パイサンに手を出し、カミカゼのバックアップを。それでも、粘るパイサンは、カミカゼにフォールを許さない。
3. Excess vs. Tomassino
こちらは、IWSのヘビー級路線の二人によるシングルマッチ。
「肉弾相打つ」という表現をしていいほど、ワザとワザとのぶつかり合いはド迫力。
トマシーノは、巨体でありながら、スピーディに動けるタイプの選手。エクセスを場外に出し、あちこちのフロアに思いっきり叩きつける。リングに戻ってきたときに、エクセスが隙を見て反撃。
ややゴーインな変形ボストンクラブで、トマシーノにタップを迫るエクセスだが。
4. Beef Wellington vs. Fred Le Merveille
ビーフは、CZWに何度か参戦しているため、会場人気はなかなかのもの。フィラデルフィアには初登場?のフレット゛は、マネージャーのグリズリーらを連れて、いつものように、自分のテーマ曲を唄いながら入場するものの、客席は・・・・?
どちらもコミカルなしぐさを持ち味としているのだが、フレッドのほうが、グダグダでありながら、自爆の多い選手であるが、なかなか打たれ強いということもあって、試合が進むにつれ、客席のほうも沸いてくる。
5. The Flying Hurricanes vs. 2.0
悪ガキタイプの2.0(ツーポイントオー)がエッジ&クリスチャンとすると、ハリケーンズはハーディボーイズみたいなダイナミックな空中戦をウリにする選手。
ここのところ、このカードは頻繁に組まれているが、今回は、ハリケーンズがリングアウトでタッグタイトル防衛。
(Disk2)
6. Green Phantom vs. Kurt Lauderdale
試合開始早々、ファントムがイスでカートの額を割り、出血させる。
イスやテーブルなどを多様したハードコアな試合運びで、荒っぽい展開に。
試合後、検討をたたえる両者に面白くないとばかりに、悪のオーナー、PCPマネーが出てきて、ボーナストラックとばかりに、控え室から呼んできたポーンスター&ツイギーをぶつけるのだが。
7. Damian vs. Viking
元チーム同士の対決となったこの試合は、日本のゼロワンに近いような感じに、ヘタな小細工をせず、意地を見せたワザのぶつかり合いに。
ブルーミーニーのような体型のバイキング。こう見えても、意外なワザを出してきますよ。
8. Cage Match - Sexxxy Eddy vs. Arsenal vs. Franky The Mobster vs. Evil Ninja
モブスターが保持するIWSヘビー級タイトルが賭けられた金網マッチ。最後の一人になるまで、試合が続けられる。
この中で、体格的にイチバン恵まれているモブスターがパワーでアーセナルを金網に叩きつけ、ハードコアニンジャやエディらは、高いところからのダイブを利用して、相手を痛めつける。
エデイのミサイルキックがモブスターにヒットしたところ、たまたま、うずくまっていたアーセナルに足をすくわれ、押さえこまれて、早くも脱落。
続いて、ニンジャが脱落し、残ったエディとアーセナルに一騎打ちに。
お互い、トップロープまで登ってのリスクの高いワザの仕掛けていくが。
IWSにしては、「よそ行き」ということもあって、普段のジャンキーなシーンは「お預け」ですが、単なるクレージー集団ではなく、レスリングもできるということ見せてくれた大会だと思います。
客入りは、寂しいものですが、試合が進むにつれ、お客の反応も沸いてきているのが、それを証明しているものかと思います。ホント、試合内容は悪くはないですから。