March 10, 2001 "War At Station 44" - Smyrna, DE (約131分)

mugiwara-kun2006-09-09


このDVDは、Aug. 12, 2006 ’’Trapped’’ に収録?されているもの。

いわゆる「ファンカム」ものですが、カメラの手ブレが比較的に少なく、カメラもやや引いたアングルなので、さほど、見づらいということはありません。固定カメラの映像切り替えもあり、それほど違和感なく見ることができると思います。

試合前に、ジャスティスペインのマイクアピールより。
当時、毎シリーズ、欠かさず、日本にいっていたザンディグに対して、「自分とこを留守にして、外ばっかいっているのはどういうことだ!」みたいなことで、もめていたみたいですが・・・・・・・。(のちに、アメリカでも、葛西を巻き込んでの「C・Z・W JAPAN」として、活動することになるのですが。)

1. Rockin’ Rebel vs. Ruckus - Strap Match

レベルが、マイクアピールのあと、ラッカスが登場。
「ストラップマッチ」といっても、NWAとかで行われていた両者、ストラップをもって叩き合うような試合ではなく、コーナーポスト最上段に、「革ベルト」が吊るしてあって、それを使用できるというもの。

ロープワークを利用した攻撃などを主体に、場外戦などの荒っぽい展開に。

いちおう、ストラップを奪ったラッカスだが、数回叩いたところで、レベルに奪われ、数回叩いたところで、すでに手放す。

何度も、レフェリーに暴行を加えるレベル。これが減点ポイントになり、レフェリーの高速カウントで、ラッカスが勝利を。



2. Johnny Kashmere, Lord Everett Devore & El Sexisto vs. Jeff Rocker, Jon Dahmer & Fast Eddie Valentine

カシミアのパートナー、ディボアーとセキィストはいわゆるゲイコンピ。今で言う、ROH,RIPのハートブレイクエキスプレスみたいなタイプ。

ほとんど、ディボアとセキィストの二人が試合をしていて、カシミアはなかなか登場せず。

マッチョマンタイプのロッカーが出たところで、やっと登場したカシミア。そんなカシミアに呆れたディボアとセキィストは、ロッカーたちが、場外にイスをセットしているところに参加して手伝い、カシミアを担いで、トップロープからのエルボードロップを。見捨てられたカシミアは、リング内に戻されて、そのまま、フォールを許すことに。

試合後、意識を取り戻したカシミアが暴れまわるのは、後の祭り・・・・・。


3. Trent Acid w/ Z-BARR vs. Ric Blade - Ladder Match

「ザンディグ派」のアシッドとジ・バー。はじめのうちは、ブレードの東洋の拳法を意識したような蹴りや身のこなしに対して、クリーンに渡り合ったアシッドであるが、自分が不利になるといなや、バーとともに、リングを降りて試合放棄?

なんともいえないようなムードの会場をなんとかしようと、マイクで戻ってくるようにアピールするブレード。そんなブレードをあざ笑うかのように戻ってきたアシッド。このあたりで、ラダーがやっと出てくるのですが、ラダーに登ってのワザはなく、ラダーに叩きつけるような試合運びに。ブレードお得意の「サード→セカンド→トップロープ」からのムーンサルト三連打を放つものの決定打とならず。

テーブルを持ち出したアシッドが、トップロープからのボム系のわざでブレードを叩きつけると、レフェリーがアシッドに寝返ったかのごとく、早めのカウントが決まってしまうことに。


4. Jimmy Washington’s Cavalcade of Stars

ジミーワシントンって人がマイクアピールするのですが、そこへゲージとブリスコー兄弟を引き連れたディウィーが。

リング上でジミーをたたえると見せかけておいて、暴行を。

そこへ救出するかのごとく、ロボが登場!
そのまま、ゴングが鳴らされ、「ロボ対ゲージ」のCZWアイアンマン選手権に。


5. Lobo vs. Nick Gage

お互い、ぶつけ合うような迫力のある攻防を展開。

ゲージが、試合ペースをほぼ自分のもにし、動きのとまったロボはカウントを返すのが精一杯の状態。

そこへ、ディウィーがパウダー攻撃をしようとしたところで、ゲージに誤爆。そのまま、カウントが入り、ロボがアイアンマン王座防衛という安っぽいような・・・・・。


6. Briscoe Brothers vs. Nick Berk & Justice Pain

このころは、まだチームプレイがぎこちなく、スムーズに行かないブリスコーズ。ペイン、ゲージもハイスパートレスリングで立ち向かうことに。

ところが、ペインがトップロープからのトペコンヒーロ?を狙おうとしたところを牛を滑らせ、飛距離がとどかず、高頭部を強打し、戦線離脱を余儀なくすることに。

ローンバトルを強いられるバークであるが、ブリスコーの攻撃を受け、耐えていく。

意識を取り戻したペインは、さきほどのダメージを感じさせないような元気さをアピールして登場。

タッグチームとしては、一日の長であるペインとバークが分断に成功し、バークのフロッグスプラッシュでピン。

一人、リング残ったペインの下に、ザンディグが。
オープニングでのペインのマイクに面白くなく、暴行をくわえようとリフトアップしたとき、その背後に現れたのは、・・・・。


7. Tommy Dreamer vs. Zandig

ECWが崩壊し、フリーランス?扱いのトミードリーマー。
ドリーマーの出現にあわてたザンディグが、リフトアップが崩れ、ペインの下敷きに。これを跳ね返したものの、ドリーマーのクローズラインを浴びて、場外へ転落。そのまま、あちこちで乱闘を繰り広げるドリーマー。

リングに戻ってきてからも、互角にやりあうが、ペインがドリーマーに加勢するようなカタチで乱入。

そのまま、ボブワイヤーボードの下敷きになったザンディグがあっさりと・・・・。




8. Wifebeater vs. Mad Man Pondo vs. Nate Hatred

ワイフビーターをターゲットに、ひとまず手を結んで、お互い協力するようなカタチのポンドとヘィトリッド。

場外戦で、ビーターの背中から、大流血させるほどのダメージを与えることに。

リングに戻って、やり合っているときに、ポンドの隠し持っていたステープルガン(ホッチキス)が出てきたので、ソレも使うことに。

そろそろ決めようと、テーブルにライターオイルを撒き散らし、ライターで点火して炎上しているところに、ポンドがモロにそこへ落下し、そのダメージで、そのまま、ポンドが3カウントを聞くことに。


当時は「ウルトラバイオレント」ということで、まだ、規制とか厳しくなくて、今では考えられない派手なシーンが多いのですが、レスリングの点でやや雑に見えてしまうので、そこに目がいってしまうと、ややシンドイかな?って感じましたね。


ファンカムものとしては、見やすいと思いますので、資料ということでしたら買ってもいいかな?というのが、自分の評価です。