PWU June 23 , 2006 "Exit Sandman " - Philadelphia, PA
「新生ECW」参加により、親会社WWEと独占契約したサンドマン。今後、WWEの許可がない限り、インディー団体に出場できなくなる。
ということで、「Jam Session #4」から、参加してきたPWUとは、今回がラストマッチに。
(Disk1)
1. Music Video
以前、「アニマルハウス」と呼ばれる定期的に興行をおこなっていたころのサンドマンと元ECWオーナー トッドゴードンとの確執を編集したもの。
2. Detox vs. Aramis
まずは、腕を決めあったりと、レスリングのベーシック的な動きを2,3分くらい披露したところで、派手なムーブを出すように。
これからというときに、マスクマンが乱入し、アラミス襲撃で不完全燃焼の結果に。
3. Mercedes Martinez vs. Sumie Sakai
メルセデスは、攻めについては積極的なものの、受けに回るとイマイチ。坂井のドロップキック連打の動きについていけない。坂井がリードするかのように、試合のリズムが。
メルセデスのブレンバスターを丸め込みもうとした坂井を、そのままローリングクレイドルでまわし続けるメルセデスの動きはお見事。しかし、ここで、ガス欠したメルセデスを坂井が余裕でフォールし、PWU女子タイトル防衛。
4. Drew Blood vs. Devon Moore
セコンドをつれて、ムーアのジュニア王座に挑戦のブルード。
はじめは、ムーアの動きについていったものの、ムリとみるや、場外へエスケープ。そこを待ってましたとばかりに、宇宙人プランチャを見せたムーアのペースに。
リング内に戻り、トップロープからの攻撃しようとしたところに、ブルードの投げたイスで額を出血。
それでも、冷静にブルードをしとめたムーアがタイトル防衛。
5. Devon Moore Interview
先ほどの勝利者インタビュー。
アシッドが乱入し、「オマエは、『Jr』だが、オレのは、『HEAVY』なんだぜ!」と自らのもつPWUヘビー級タイトルをアピール。
6. Hellaware Assassin vs. Ian Rotten vs. Corporal Robinson
まず、アサシンをターゲットにし、場外で待機するイアン。リング上では、コープのパンチを食らうアサシンが場外にエスケープしたところで、イアンのイス攻撃で流血に。
リング内にもどってきたところを、コープの河津落としで、アサシンを脱落に。
イアンが、休んでいた分を取り返すかのごとく、コープをメッタ打ちに。
攻め疲れの影響か、勢いの失ったコープは、イアンによるトップロープからのイス直下式墓石パイルドライバーに沈む。
7. Gary Wolf, Pete Hunter & Johnny Hotbody vs. Z-BARR, Nick Berk & Johnny Candido vs. Krash Krew
「一チーム三名による3WAYタッグマッチ」という、あまり見かけない試合形式に。
残念ながら、選手が多すぎるため、コレといった見所がなく、場外で乱闘になったところへ全員飛び込んだクラッシユクルー。リング内には、さきほどのラリアットのダメージの残っているジ・バーがあっけなくピットブル一号の餌食に。
8. All Money Is Legal vs. The S.A.T.
小気味よい機動力を生かして、勝機を見つけようとするオールマネーリーガルであるが、SATの体格、ならびにタッグチームとしての連携には勝てず。
(Disk2)
9. Trent Acid vs. 2 Cold Scorpio
アシッドの相手をおちょくったような客席へのアピールが続き、なかなか、試合をしようとしない。
ロックアップに行ったと思いきや、再び、ノラリクラリと試合を進めようとするアシッド。
スコーピオのダイナミックな空中戦が展開され、最後は450スプラッシュでスコーピオが新PWUヘビー王者に。
10. Cage Match: Johnny Kashmere vs. The Sandman
コレがPWUでのラストファイトになるサンドマン。いつものように、「エンターザサンドマン」に入場してくるが、このDVDは、SMVなので、オリジナルのまま!
こちらも、ファン一人一人に、最後の挨拶とばかりに、あちこちでビールかけのパフォーマンスを。
リング内に入ったサンドマンは、元気のないカシミアを一方的に攻め続ける。
ピンチと見たゴードンは、紙ふぶきの入った?ボックスを投入するものの、カシミアの手に渡らず。
紙ふぶきを片付けるサンドマンを背後から襲うカシミア。ケージに登り、脱出をしようとしたところをサンドマンにつかまり、そのまま突き落とされ、あっけなくサンドマンに勝利を謙譲。
怒りの収まらないサンドマンは、逃げようとするゴードンをセキュリティの手によって、金網に入れられ、制裁を加えることに。
その場を逃げようとするゴードンを余裕で見つめるサンドマンの背後を、マネージャーのフランシーンがローブローを。
ゴードン派に寝返ったフランシーンが、手下となったゴードン派閥の選手を乱入させ、サンドマンを襲撃。
そこへ、イスを持ったゴードンが、なんと、サンドマンの救出とばかりに、自分の配下の選手たちにイス攻撃を。
逃げ遅れたフランシーンを捕まえ、ふた仲良く「オシオキ」を。
今までのことを水に流し、笑顔でファンに別れを告げることに。
ECWフリークならば、「マストバイ!」といいたいところですが、あくまでも歴史的資料としてのコレクションとして、ということを頭に入れてから購入したほうがよろしいかと。カシミアが、まったくといっていいほど、浮けまくるというか、いつものように、ヒールとして感情移入するほど、なにもしてないのが、マイナスかな?
個人的ベストマッチとしては、コープ対イアン対アサシンかな?