Jan. 13, 2007 "New Year, New Opportunities" - Philadelphia, PA②(約95分収録)
7. Blackout vs. BLK OUT
「ケージオブデス」にて、オニキス&レインマンに奪われたCZWタッグタイトル。
これを取り戻すために、今回は「ラッカス&サビアン」でリベンジとなった「BLK OUT」。
サビアンを呼び込んで、「フェイント」を織り交ぜて、流れを自分たちのものに取り戻したラッカス。
逆につかまってしまう。このピンチから自らの体を張って、阻止しようとした女子マネ、クリスティーナだったが。
このストーリーラインは、これにて終了!とみてよさそう。
8. Ultraviolent Underground Match: Barbed Wire Boards & Panes of Glass - Drake Younger vs. Danny Havoc
対角線へのガラスボードへ投げようとしたところを直前でかわしたハボック。
逆に、ハボックがスープレックスで。
ヤンガーの顔面にイスをセットしてのサマーソルトドロップ風のギロチンを。
そして、イスへのウラカンラナを狙うが、ヤンガーは、そのまま、パワーボムのようなカタチで押しつぶす。
ガラスボードをセットし、投げっぱなしパワーボムを狙うが、
前回の「ケージオブデス」より、デンジャラススポットの別角度からのリプレーが、即座に出るようになりました。
このベルトは、すっかり「デスマッチヘビー級タイトル」のようなポジションになり、試合のほうも、大日本のようにしっかりと「試合」で見せていくような感じでした。
9. Nick Gage’s Open Challenge
ルフィストのアイアンマン王座返上(引退)により、コミッシヨナーであるメイベンがゲージに譲渡するが、
ゲージは「すんなりと受け取るわけにはいかない」とばかりに拒否。
ならばと、急遽「オープンチャレンジ」として、王座決定戦?を。
メイベンが用意した相手は、ジュードなる若手?
試合前からのポーズに対し、「世直し」とばかりにイスで奇襲するゲージ。
こんなんだったら、別にやらなくても・・・。
10. Justice Pain vs. Chris Hero
ここんところ、ヒールに徹してきたヒーローだが、愛着のあるCZW世界ヘビー級のベルトを取り戻すべく、ペインに握手を求めて、クリーンにスタート!
前大会のリベンジもあったか、ヒーローは慎重にレスリングを。
ペインもラフを繰り出しながらも、レスリングを主体にした攻めを。
場外では、荒っぽい展開になるが、ヒーローはベルト奪取への執着心からか、粘り強さを見せる。
ところが、ヒーローと因縁のある「BLKOUT」が、試合をぶち壊そうとしたところを、レフェリーのブレイズが阻止したかのように見えたが・・・。
試合後、関係ないとばかりに、さっさと引き上げ行くペイン。そこで、いいようにヒーローを痛めつけるキングストン。気がついたペインは、ヒーローを救出しようとするそぶりをするが、ゲージに抑えられ、そのまま控え室へ。
イベントスタッフが、この騒ぎを鎮めようとわって入ってくるが、BLKOUTに放り出されてしまう。
誰も助けがこないまま、キングストンらに袋叩きに合い、イベントスタッフに肩を借りて引き上げていくヒーロー。
新しい流れとして、
○ジグソーとディレクフレイザーによるジュニアヘビーを巡る動き
○ヒーロー対キングストン(「BLKOUT」)との対立
が見えてきたCZW。
「起承転結」の「起」としては、上出来となったこの大会。それだけに、途中でストーリーラインがシフトチェンジされなければいいんですが。
DVDとしての評価は、「オススメ」にしてもいいかな?