Jan. 13, 2007 "New Year, New Opportunities" - Philadelphia, PA②(約95分収録)

mugiwara-kun2007-02-16




7. Blackout vs. BLK OUT

「ケージオブデス」にて、オニキス&レインマンに奪われたCZWタッグタイトル。

これを取り戻すために、今回は「ラッカス&サビアン」でリベンジとなった「BLK OUT」。

持ち前の機動力を駆使して、かく乱に出たラッカス。

ところが、オニキスのパワーにつかまってしまう。

そして、終始、「BLACK OUT」ペースのまま。

サビアンを呼び込んで、「フェイント」を織り交ぜて、流れを自分たちのものに取り戻したラッカス。

テーブルを持ち出し、トドメにかかろうとするラッカスだが、

逆につかまってしまう。このピンチから自らの体を張って、阻止しようとした女子マネ、クリスティーナだったが。

このストーリーラインは、これにて終了!とみてよさそう。


8. Ultraviolent Underground Match: Barbed Wire Boards & Panes of Glass - Drake Younger vs. Danny Havoc

まずは、水平チョップから、

対角線へのガラスボードへ投げようとしたところを直前でかわしたハボック。

逆に、ハボックがスープレックスで。

ヤンガーの顔面にイスをセットしてのサマーソルトドロップ風のギロチンを。

そして、イスへのウラカンラナを狙うが、ヤンガーは、そのまま、パワーボムのようなカタチで押しつぶす。

リング下のボブワイヤーボードをリング内に投入し、

垂直落下式ブレンバスターを。

このボブワイヤーボードをめぐっての攻防が。

場外で、ハボックの動きを止めたヤンガーは、

ガラスボードをセットし、投げっぱなしパワーボムを狙うが、

ハボックはエメラルドフロージョンで切り返す。

前回の「ケージオブデス」より、デンジャラススポットの別角度からのリプレーが、即座に出るようになりました。


このベルトは、すっかり「デスマッチヘビー級タイトル」のようなポジションになり、試合のほうも、大日本のようにしっかりと「試合」で見せていくような感じでした。


9. Nick Gage’s Open Challenge

ルフィストのアイアンマン王座返上(引退)により、コミッシヨナーであるメイベンがゲージに譲渡するが、

ゲージは「すんなりと受け取るわけにはいかない」とばかりに拒否。

ならばと、急遽「オープンチャレンジ」として、王座決定戦?を。
メイベンが用意した相手は、ジュードなる若手?

試合前からのポーズに対し、「世直し」とばかりにイスで奇襲するゲージ。

一方的なゲージのペースで完勝!

こんなんだったら、別にやらなくても・・・。


10. Justice Pain vs. Chris Hero

ここんところ、ヒールに徹してきたヒーローだが、愛着のあるCZW世界ヘビー級のベルトを取り戻すべく、ペインに握手を求めて、クリーンにスタート!

前大会のリベンジもあったか、ヒーローは慎重にレスリングを。

ペインもラフを繰り出しながらも、レスリングを主体にした攻めを。

ペインの左ヒザにターゲットを絞ったヒーロー。

場外では、荒っぽい展開になるが、ヒーローはベルト奪取への執着心からか、粘り強さを見せる。

お互い、気の抜けない丸め込み合戦に。

ところが、ヒーローと因縁のある「BLKOUT」が、試合をぶち壊そうとしたところを、レフェリーのブレイズが阻止したかのように見えたが・・・。

試合後、関係ないとばかりに、さっさと引き上げ行くペイン。そこで、いいようにヒーローを痛めつけるキングストン。気がついたペインは、ヒーローを救出しようとするそぶりをするが、ゲージに抑えられ、そのまま控え室へ。

イベントスタッフが、この騒ぎを鎮めようとわって入ってくるが、BLKOUTに放り出されてしまう。

誰も助けがこないまま、キングストンらに袋叩きに合い、イベントスタッフに肩を借りて引き上げていくヒーロー。



新しい流れとして、
○ジグソーとディレクフレイザーによるジュニアヘビーを巡る動き
○ヒーロー対キングストン(「BLKOUT」)との対立

が見えてきたCZW。

「起承転結」の「起」としては、上出来となったこの大会。それだけに、途中でストーリーラインがシフトチェンジされなければいいんですが。

DVDとしての評価は、「オススメ」にしてもいいかな?