不滅の国際プロレス '77-'79 対抗戦に活路、激化 編 ①

mugiwara-kun2007-03-24





はじめは、好調だった「流血」路線もこのころになると、マンネリ化の兆しにトーンダウン。

これを打開するために、吉原代表は、全日本、新日本との対抗戦に打って出ることによって、活性化を試みようとしたか゛・・・。


1 バトルロイヤル 1978.4.27津山市総合体育館 (16:37)

このシリーズで木村のタイトルに挑戦するジョーだったが、井上のアピールにより、「ジヨー対井上」による挑戦者決定戦が、この日、行われることに。

という事情により、面白くないジョーは、バトルロイヤルをボイコット。井上もこの後の試合に専念するために、辞退することに。


2 ジプシー・ジョーvsマイティー井上 IWA世界ヘビー級選手権 挑戦者決定戦(23:11)

試合開始早々、井上に不満をぶつけるかのように、荒っぽい攻めを見せるジョー。

この試合を会場の隅で見守っていた木村だったが、放送席に呼ばれて、インタビューを受けているところに、ジョーが。

すみやかに放送席から離れる木村。

以前、ジョーのラフファイトに防戦一方の井上。

急所にヘッドバッドをいれて、ひるんだところを・・・・。


3 大木金太郎vs稲妻二郎 インターナショナル選手権試合 1978.7.28ソウル文化体育館(12:53)

国際プロレス韓国遠征最終日のメインとして行われた大木の持つインターヘビーの防衛戦。

稲妻は、若さあふれるダイナミックなワザを仕掛けていく。

エルボーの連打のあと、つい、ヘッドバッドを出してしまった稲妻に対し、

大木はこんな表情。

客席もどよめいたこともあり、大木はヘッドバッドを意識した攻撃で稲妻を追い詰めていく。


4 アニマル浜口vsデビッド・ショルツ 1978.10.4札幌中島スポーツ( 9:39)

S60ごろ、アメリカ三大ネットワークのキャスターやテレ朝(当時)の古館アナに暴行したことで有名なショルツが、国際にも来日していた。

この当時から試合のほうも、荒っぽい。

この画面中央の処理は、「番組提供」のスポンサー名が出ているためのもの。

5 ラッシャー木村vsオックス・ベイカー チェーンデスマッチ (17:30)

このシリーズでは、同カードによる「デスマッチ三番勝負」が。

第一戦目は、過去にベイカーに金網デスマッチで足を複雑骨折させられ、長期欠場に追い込まれた木村がリベンジとばかりに「金網デスマッチ」を要求。
そして、木村は見事、ベイカーに雪辱を果たした。

今回の二戦目は、ベイカーの要求した「チェーンデスマッチ」で行われることに。

試合前に、チェーンで木村を奇襲したベイカー。

気を取り直して、試合開始。


イカーは、木村の右足にチェーンを巻きつけ、痛めつける。

 

場外では、ベイカーのセコンドとして、シュルツが。

案の定、シュルツが試合に・・・・。


6 ラッシャー木村vsキム・ドク 日本リーグ決勝トーナメント 1978.11.25蔵前国技館 (14:02)

この画像を見ていただけるとわかるように、画質がかなり劣化している。

ゴーストらしき二重に見えるところを見ると、市販ビデオテープにて録画したものが素材らしい。

ちなみに、この国際プロレス版「日本リーグ戦」に全日本よりジャンボ鶴田、キムドクらが出場している。

試合のほうは、お互い、レスリングテクニックで。

試合が進むにつれ、感情むき出しとなり、意地のぶつかり合いのような激しい試合に。

(続く)