Feb. 26, 2006 ”Tag World Grand Prix 2006 Night 3”

mugiwara-kun2006-03-25


最終日となったTWGP三日目の会場は、聖地「ECWアリーナ」にて。
参加メンバーがメンバーだけに、マスコミに、日本のプレスらしきカメラマンが多いこと。初日のDVDの実況解説でミスターゼロなどが
「ニホンのサムライティービィー」という言葉を何度も言っていた。
収録時間は、ディスク1約100分、ディスク2約110分。


1. Rain, Ranmaru & Allison Danger vs. Daizee Haze, Sumie Sakai & Mickie Knuckles
女子による6人タッグ。ミッドサウスとかでも顔をあわせているだけに手があってて、華のある試合でした。
試合後、ハーピーエンドに終わるかと思いきや・・・・。
ところで、「SHIMER」はどうなったのか?


2. Chris Hero & Claudio Castagnoli vs. The North Star Express (Ryan Cruz & Darin Corbin) managed by J.J. Dillon
機動力を生かして、動き回る「北星特急」。ヒールらしいこともすっかり定着してきたヒーロー&ダブルC。こちらも、立体的連携プレーを発揮し、ヒーロー組が次のラウンドへ。


3. Eddie Kingston & Sabian vs. Team F.I.S.T. (Gran Akuma & Icarus)
どちらもチカラに参加している選手。相手の手の内をだいたい知っているので、白熱した一戦に。


4. Team DDT (KUDO & MIKAMI) vs. Hallowicked & Delirious
ECWアリーナでも、MIKAMIとラダーが見れるとは。
セコンドには、あの「ザンスー」ことナオミスーザン!

Hallowicked & Delirious は、急造チームというイメージが強いけど、デリリアスがああ見えても、試合巧者だった。


5. Milano Collection AT & Skayde vs. Osamu Nishimura & Katsushi Takemura
マニアにはたまらないストロングスタイル対ルチャリブレがついに実現!
試合前のDVD用のインタビューに日本語でしゃべる西村。


試合のほうは、無我の「ゴッチ流」とルチャの「ジャベ」というグラウンドと関節技の攻防に。
なかなか、スイングしていていい試合ですよ。


6. MIYAWAKI, Amigo Suzuki & Shinjitsu Nohashi vs. Jigsaw, Shane Storm & Equinox
この六人タッグは、悪い言い方をしてしまうと「トーナメントに出れなかった人たち」なんだが、初コンビなのに、ここまで息のあった連携プレーとかを見せてくれるといううれしい誤算となった。週ゴンで開催された「インディーサミット」のような感じか?
かなり激しい試合をしているので、この試合はオススメです!



7. Kevin Steen, Sal & Vito Thomaselli vs. Ian Rotten, Arik Cannon & Joker
前の試合を「激しい」とたとえるなら、この試合は、あえて「明るい」六人タッグ。
この中にイアン御大が入ってがんばっているいるところがいいね。

8. Hallowicked & Delirious vs. Chris Hero & Claudio Castagnoli
9. Milano Collection AT & Skayde vs. Team F.I.S.T.



10. Necro Butcher vs. Yoshiaki Yago
今回の隠し玉というか、「ウラ」メインとなったネクロ対矢郷。
意外というか、この試合、矢郷のU系を思わせるキックとサブミッションにネクロは自分流のハードコアスタイルで対抗。

なんか、「ネクロ対サモアジョー」を思わせるようなセメントマッチ?に場内から拍手が。

試合後、スタンディングオーベーションが起こるほどの素晴らしい試合に対して、いっぽう代償も大きい。ネクロはセコンドの肩を借りて退場。


11. Larry Sweeney, The Heartbreak Express & 2.0 vs. Sexxxy Eddy, Player Uno, Maxime Boyer, Retail Dragon & Dragon Dragon
セミで行われた10人タッグは、インディー特有のユーモアのある「楽しく」がテーマになったような試合に。
なんか、「インディーサミット」を思わせるような大会だなぁ。

12. Milano Collection AT & Skayde vs. Chris Hero & Claudio Castagnoli
いよいよ決勝戦

さすがは、「プヲタ」らしく、ルチャを意識したオリジナルのコンビネーションプレーを出してきたヒーロー&ダブルC。
どうしても、体力差が影響してしまい、ヒーローたちが初代タッグ王座に。
Team F.I.S.T.が駆けつけ、ヒーローたちを称える。バルコニーを意識してベルトを見せつけるヒーローたち。そこには、不満気なクアックが。
敗者チームとなったミラノ・スカイデ組を称える観客。その歓声を背にリングをあとにするチームドラゴンドア。

DVDはここで終了。
最後に「全選手のセレモニー」があったかどうかわからないけど、もしなかったとしたら、チカラでタッグ王座をめぐる闘いが新たにスタートしたということで、演出的には良かったと思う。

「インディーサミット」いや「インディーオールスター戦」を思わせるような好試合続出となった今大会。TWGPは、来年以降も開催されて、定着してほしいと思う。

DVDとしては、金銭的、時間的に三日間分購入するのはシンドイが、三日目はトーナメントだけでなく、バラエティにとんだ試合が収録されているので、このタイトルだけでも、購入するだけの価値は十分ありますよ。


P/S
ROHより荷物が到着。注文した三タイトルのうち、ニタイトルのみが。「HH11月は四月以降に延期になりましたので、入荷しだい、後日発送する。」とのこと。当初「3/13発送」となっていたから、ROHの今回の行動は、とても良心的なこと。4/11以降を気長に待ちたいと思う。