June 25, 2006 "YLC #4 - Night 3" - Philadelphia, PA
「YLC」とは、「Young Lions Cup」の 略で、「U−25」こと「25歳以下の選手」のみに出場権が。簡単に言ってしまうと「新人王決定戦」ってとこですか?
三日間かけて行われ、全24選手を各12名づつに分けて、シングルマッチを行い、メインで「6WAY」を行い、その勝者が最終日に「決勝戦」として、シングルマッチを。
ダニーハボック、ランススティール、ドラゴンドラゴン!らがノミネートされたが、初日が「エリックキャノン」、二日目が「チーチ」が勝ち残り、最終日であたることに。
(Disk1) 約103分
1. Los Ice Creams, Rorschach & Crossbones vs. The Colony, Angel De Fuego & Equinox
チカラの定番8人タッグ。
テクニコチームのコロニーらが、ルチャテクニックで、ルード軍を面白いように攻めていく。
いっぽう、ルード側のクロスボーンらは、どちらかというと、「アメプロ」スタイルで応戦。
2. Daizee Haze vs. Mickie Knuckles
「SMV」系の「SHIMMER」対決 といっていいのか?
お互い、地味なグラウンドレスリングを意識した戦い方を。
あのミッキーが「ムガ」っぽく、クビ四の字を倒立で脱出したりと・・・・。
3. Dan Paysan vs. Max Boyer
個人的に、オススメなのがマックスボイエー。
若き日のダイナマイトキッドを彷彿とさせるファイトスタイルで、ワザのきれは鋭いし、身のこなしとかも素早いです。パイサンも同じ「IWS」で、何度か対戦していることもあって、「消化試合」になったのがもったいないというか。
4. Cloudy & Chuck Taylor vs. Player Uno & Ricochet
こちらも「残り物」というか、本線に脱落した人たちの試合。
予想のつかないような動きやワザの出し方とかが数多く、実際、購入して見てもらいたいですね。
5. Eddie Kingston vs. Larry Sweeney
スイニーの持つ「あのベルト」のタイトルマッチ。
いつものように、ずる賢いオールドスクールのレスリングテクニックは、地味ながらも説得力がある。
キングストンをスリーパーで捕らえ、後一歩まで追い込んだが、スイニーのキックが「反則」ということで、唐突に試合終了。
怒りの収まらないスイニーは、マッチョマンばりのダイビングエルボーをキングストンにたたきこむが後の祭り。
6. Chris Hero vs. Brandon Thomaselli
ヒーローとトマセリのシングルマッチ。
体型とは違い、身のこなしの軽いトマセリの変幻自在のワザに、サミングなどの小憎らしい攻めで切り返すヒーロー。
7. Iron Saints vs. Delirious & Hallowicked
「邪外」を思わせるようなタッグチームのアイアンセイントに、デリリアスとハロウィクのマスクマンコンビが。
試合中、ウルトラマンティスがハロウィクにアドバイスをするが、これがデリリアスをローンバトルにし、不利な状況に。さらに、マンティスがハロウィクを襲撃し、さらに、ハイドロもマンティスに加担し、デリリアスは、見殺しのようなカタチでアイアンセイントに敗れる。
(Disk2)約73分
8. Team F.I.S.T. & Claudio Castagnoli vs. Mike Quackenbush, Jigsaw & Shane Storm
試合内容は、大阪プロやみちプロのメインを思わせるような高レベルの試合。
クアックが、イカルスたちにつかまるが、ストームのシャイニングウィザードなどのジャパニーズムーブで逆転を狙う。
30分近い激闘をイカルスがジグソーのマスクを取って、水を差すような結果に。
選手がいらだち、落ち着かないところに、スクリーンが。
コミッショナーより「7/22に『イカルス対ジグソーのカベジェラコントラマスカラ』決定!」とコメントとポスターが。次回大会で、ジグソーのマスクとイカルスの髪をかけることに。
9. Cheech vs. Arik Cannon
お互い、タイプの違うレスリングスタイルの対決に。
チーチの身のこなしを生かした動きまわるタイプに、キャノンのチョップなどの力強い「ジャパニーズスタイル」は、スイングし、カウント2.9合戦に。
金銭的に、余裕がなかったため「最終日」のみ購入したけど、けっこう動きのいい選手が出ているので「先物買い」の意味で三日間通して見たほうがよかったのかも。