DDT 「NON-FIX Special in Nagoya」

mugiwara-kun2006-12-03


ネットでは、試合カードがセミとメインしか発表されていなかった。しかし、DDTの人気は定着しつつあり、ほぼ超満員といっていいほどの入り。


まず、新Dの前説のあと、OPが。

これまでの流れ(11/23のフェイスのダイジェスト)を映像でわかりやすく説明してくれるので、ありがたい限り。

控え室で、某スポーツバーイベントで「T2サウザンアイランド」入りした大和会プロレスのスペルパンドゥとSHIGERUが高木に直訴するが、「もう解散したので、お前らだけで『チームツゥーサウザンアイランド・セピア』でやっていけ!」


「ただし、オレは関係ないからな!」(高木)

「元ツゥーサウザンのメンバーで誰かいないかなぁ?」


第一試合 諸橋晴也、マサ高梨、柿本大地対SHIGERU、スペル☆パンDo、矢郷良明

柿本対パンDoからスタート。ローカルインディーということで、やや遠慮しているというか、気後れしているように見えたパンDo。マウンテンホーンをつけたSHIGERUは「シューッ」コールを背に、モンゴリアンチョツプとかを出す。

矢郷との連携も初めてとは思えないくらい、なかなかのもの。

ポコ高梨がいつも以上に厳しいような。

最後は、諸橋のグラップラーフェイスロックで。

「おい、お前らがんばったけどなぁ、負けちゃったじゃないか!もう、『チームツー・・・・』は解散だ!」

みんなが有終の美にひたっているところに、ひとりだけ戸惑っている人が。

みんなでアーチを作って、お別れを・・・・。

第二試合 三和太、ゴージャス松野対中澤マイケル、猪熊裕介

久しぶりの三和太。


マイケルにバックを取らせなかったけど、急所打ちで悶絶。

ボディスラムで投げ飛ばせなかったマイケルに、「ぶーちゃんローラー」を。

松野さんが出てきたものの、

マイケルの集中的な股間を狙った攻撃に苦しむ。

太にタッチしたあと、逆転に。

そのあと、猪熊に「ゴージャスアタック」を決めようとするが、タイミングが合わず。

「もう一回」コールのおかげで、再チャレンジを試みるが、今度は遠すぎ。

ということで、ふたたび、猪熊につかまってしまい、マイケルを松野さんにあてつけるようなツープラトン攻撃が続く。

なだれ式ブレンバスターでマイケルをたたきつけようとするが、その間に逃げられる。


太は、猪熊、マイケル二人まとめて、ボディプレスでしとめようとするが、猪熊は脱出に成功し、マイケルを見殺し。

動きの止まったマイケルに「ウォールオブフトシ」を決めるが、猪熊が松野さんを。

そのまま、同士打ちした太は、マイケルと入れ替わるようにフォールされる。


第三試合 ポイズン澤田JULIE、諸橋マ蛇美対男色ディーノマッスル坂井

すっかり、ポイズンの呪文で悪くなった正美?
ディーノには、兄・晴也がセコンドについて、説得を。

「正美、パジェロに乗って、バーベキューやったことを思い出せよ。」(坂井)

正美は、聞く耳を持たず、ひたすら坂井に攻撃の手を緩めない。一方、坂井はマイクを離さず。
「すいません。マイクを取り上げてください。」(新D)

ディーノと、更生させよう男色殺法を繰り出すが、正美には効かないようだ。

ディーノと坂井は「ショワ!」という掛け声で連携を。

場外では、坂井とポイズン、ディーノと正美で乱闘を。

兄・晴也は、説得しつづける。

ポイズンが、坂井をキャトルミュティレーションで仕留める。

例の「対抗戦」以来、蛇界に対するお客さんの反応は、低くなってきているような・・・・。


第四試合 フランチェスコトーゴー、アントニーオ本多対KUDO、タノムサク鳥羽

鳥羽のキックを受け続け、ダウンする本多。そこで、あの戦法を。

トーゴーに交代し、主導権を取り返すイタリア軍

トーゴー決めようとしているところを、ダメージが蓄積しているにもかかわらず、カットできないようにフォローする本多。

トーゴーと鳥羽がエスケープしたことで、なぜか、試合の権利がKUDOと本多に。(気にしない、気にしない!)

鳥羽のハードなパンチや蹴りを真っ向から受け止め、カウント2.9で返し続けていく本多の姿に、客席から「アントン!」コールが。

KUDOのニーアタックから、ハイキックを食らった本多は、さすがに立ち上がることができず。


本多の急成長は、すごい!トーゴーの指導がうまいこともあるが、ベルナルドが帰国し、「解散説」が流れているイタリア軍だが、現時点でふたりっきりになっても、タッグチームとして続けていってもらいたいものである。

セミ DDT EXTREME級選手権試合
<王者>MIKAMI vs アメリカンバルーン<挑戦者>

ラダーを持ってきたMIKAMI。ここの会場は天井が低いけど、大丈夫?
メバルに背中を見せたため、奇襲を受けるMIKAMI。

そのまま、ペースを握り、攻め続けるアメバル

早くも、ボディプレス2発を繰り出すが、まだ体力のあるMIKAMIはコレを返す。

逆に、MIKAMIは、場外へのDDTをアメバルに見舞った後、ミッキーブーメランを。

ラダーを使った「スクールボーイ」や、

ラダーを使った「ディックマードック(カーフブランディング)」を決めたMIKAMI。いっぽう、アメバルアドリアンアドニスばりのオクラホマスタンピードを。

ラダーへのブレンバスターに、テリーファンクやサンドマンが見せるラダーとともに、ヘリコプターのように回転するというハードコアな展開に。

しゃちほこ式でタップを迫るMIKAMIが、アメバルはロープエスケープ。

その後、ノーザンライト、ジャーマンとストロングスタイルでMIKAMIを追い込むアメバルだが、コレは返されてしまう。

トップロープに昇り、ムーンサルトプレスで起死回生を狙うアメバルだが、これはMIKAMIに阻止。

最後は、MIKAMIの450プレスを返すことができず、MIKAMI初防衛。

メイン 大鷲透&未定vs HARASHIMA飯伏幸太
DISASTER BOXの解散にパートナー変更及びパートナー当日発表。

バックステージ
「なんだ、このカードは!おい、誰か試合してないやついないのか!」(大鷲)

「もう、自分たち試合しちゃいましたし・・・。」(坂井ら、)


「誰か、試合してない人、いないかなぁ・・・・」(全員)

すると、ある選挙用のはがきが・・・。(爆)

ということで、「未定」は、高木三四郎


後楽園での「大鷲透vs HARASHIMA」の前哨戦みたいになったが、短い時間だったため、甲乙つけがたし。

飯伏が、三四郎と大鷲につかまってしまう。

ちなみに、三四郎と大鷲の連携はスムーズ。

一方、HARASHIMAと飯伏は、三四郎を追い込むが、ダメージを残すまでにいたらず。

最後は大鷲のパワーボムを飯伏が返すことができず、試合終了。


試合後、三四郎、大鷲の順でマイクだが、またてしも、かむ透ちゃん。

マイクを奪って、アピールしようとしたHARASHIMAもかんだため、「オマエは、まず、『マイク』から練習しろよ!」と突っ込まれ、言い返せないような感じでHARASHIMA退場。

「マイクでカムようなやつに、団体は任せておけません」(大鷲)


ということで、「ここにいるってことは、いっしょに『ファイアー』やるってこと?」(高木)
「じゃあ、わかった!」ということで、ファイアーを。

三四郎集会では、「名古屋で、ロビンやマンモス半田、のじりくんら、『クセのあるやつ』抜きで、やるっていうことが、どれだけしんどいかわかった。これからは『脱ロビン、マンモス、のじりくん』でやっていきたい」。

「来年3月に、露橋スポーツセンターで開催することが決まったけど、つづいて4月に『大人の事情』により、愛知県内でDDTの大会をすることが決まりそう。」

「あと、某名古屋在局地上波の関係者が来場している。」


ここんところ、試合内容で見せるということが、希薄になりつつあり、物足りなかったDDTではあるが、ストーリーの絡まない「地方大会」で、「選手の身内(暴露)ネタ」抜きで、各15分以上の試合時間でしっかりと見せてくれたのには、DDTの底力を見せられた。


当初、今日の観戦記は、書くつもりはなかったけど、あまりにも面白いというか充実していて、書くほうもやる気になるほどの素晴らしい興行。

「試合がしっかりしていてこそのエンターティメントプロレス」ということを某マスコミが定義していたけど、今日のDDTは、それを見事にやってくれたといっていいと思う。