Nov. 11, 2006 "Night Of Infamy 5" - Philadelphia, PA ①(約102分収録)
年末のビッグマッチ「ケージオブデス」について、毎年、なんらかの動きがある11月の「Night Of Infamy」。
オープニングでは、恒例となりつつある選手のバックステージでのコメントはなし。いきなり、第一試合からスタート。
1. Michael Elgin vs. Jay Fenix
いつもの実況とは違う人物のため、聞き取りにくい。なんか、カナダトロント地区で活躍していたということらしいが。フィニックスは。「キングコング」マイケルもカナディアンらしい。
ルチャっぽいムーブを見せるも、ミスが目立つ。マイケルは巨漢のわりに動きがいいのだが、なんかどたばたしている感じ。(場外へ飛ぶときに、髪を気にせんでも・・・・。)客席からも厳しい目が。
2. Player Uno vs. Beef Wellington
IWS提供試合?お互い、手の内を知っているため、コミカルな試合運びで会場のムードを変えようとする。
たとえば、フェンスにぶつけようとお互い、かわしながら、リングサイドを一蹴してしまうとか。
フリーズしたウノにアスパンチを決めるビーフだが、ウノは固まったまんま。ビーフがウノの体をゆすったことで、しばらくしてから、あまりの激痛にのたうち回るウノをタイガードライバーでしとめたビーフの勝ち。会場のほうも、やや温まった感じ。
3. Cheech & New Jersey All-Stars vs. Team AnDrew & Cloudy
こちらは、 お互い、ライバル関係にあり、前哨戦のカードとしてはもってこいといったところ。
チカラプロレスのもつスピーディでかつ鮮やかなコンビネーションプレーの光った好試合に。
こうみると、同じチームの選手でドロップキックしているように見えるけど、実はバラバラ。
チーチをチームリーダーに、New Jersey All-Stars の二人があわせている感じでチームワークでは上。特に、New Jersey All-Stars のインサイドワークはなかなかのもの。
リング上はチーチとクラウデイの一騎打ちに。流血したクラウディを仕留めたチーチ。ダメージで立ちあがることがやっとのクラウデイ。明暗がはっきりとしたような試合結果に。
4. Ryan McBride vs. Teddy Stigma vs. Trik Davis vs. Hallowicked
悪い言い方をすると、インディーサミットのように、とりあえず、同じ系列の選手をそろえてみましたみたいなカードに。ということもあって、客の反応もどこかイマイチ。
5. Nick Gage vs. DJ Hyde vs. Necro Butcher
まずは、ハイドとゲージの一騎打ちから。
しばらくすると、「フリーバーズ」が流れ、スキンヘッドになったネクロが工事現場のポールを持って、この中に。
ネクロから、ポールを取り上げ、イスでやりあおうとするゲージだが、そこへハイドが二人にタックルを。
ハイドは、画鋲をリング中央にバラ撒き、ゲージにフェイスバスターを。
これで、ゲージの動きがトーンダウン。ネクロは、ハイドを捕まえ、リング下でフェンスの下敷にしてから、サマーソルトドロップを。
これを跳ね返したハイドは、ネクロと場外で根性試しを。
再び、息を吹き返したゲージを、ハイドは画鋲に投げつける。
フィニッシュは、ネクロのクローズラインであっさりとカウントが入る。
この判定に納得のいかないゲージは、レフェリーやスタッフに次々と暴行を。ロボが駆けつけ、ゲージに手を出す。そして、仲裁に入ったザンディグにもとばっちりが。来月、この三人で「敗者引退」を掛けての「ケージオブデス」で決着をつけることに。ややインパクトに弱いというよりも、ムリヤリこじつけて感が無きにしも非ず。
6. BLKOUT vs. Kings Of Wrestling
今回のチャレンジャーは、マネージャーのロビーとサビアン。試合前から、キングストンも仲間に入って、客席のファンも巻き込むほどの悪態を。
某メジャーからの引き抜きが明るみになったダブルCは、入場時にヒーローと握手を。そこへ、BLKOUTが総出で乱入。
ヒーローはキングストンの手で、会場の外へ。
孤立したダブルCに集中攻撃を浴びせるBLKOUT。
ダブルCは、小柄のサビアンとロビーを担ぎ上げ、試合を振り出しに戻そうとする。
ところが、再びキングストンが介入。
こうなった以上、タッグのベルトを明け渡さざるを得なくなったダブルCは、あっさりとフォール負け。試合が終わっても、BLKOUTの制裁は収まらず。
スタッフに担がれ、立ち去るダブルC。「センキュー、クラゥディオ!」のチャントがむなしく響き渡る・・・・。
(続く)