Dec. 9, 2006 "Cage Of Death 8" - Philadelphia, PA ②(約126分収録)

mugiwara-kun2007-01-11



8. Ruckus vs. Human Tornado

10月のタッグ王座決定トーナメントで仲間割れし、決着戦ということで、シングルマッチが。

トルネードの「ダンス対決」の誘いに、拒否するラッカス。代わりに、ロビーノやサビアンに踊らせる。

ところが、試合開始早々、曲が流れ、トルネードはブレークダンスを。ウエーブに思わず、ラッカスも。

トルネードに張り手をかまし、バックを取ったラッカスだが、トルネードはダンスのリズムで脱出に成功。

BLKOUTまとめて、場外ダイブに成功したトルネードだが、サビアンたちに捕まってしまう。この手の選手の特徴である打たれ弱さに、なにもできないまま、やられまくるトルネード。

ラッカスのローリングエルボーを交わし、ラウンドハウスキックでダウンさせると、「ブロンコバスター」のポーズから、いつものコレが!

勢いにのったトルネードは、エルボーなど出すが、ラッカスに返される。

最後は、ラッカスのロコモーション式フィッシャーマンであっさりとフィニッシュ。


9. Pandora’s Box vs. LuFisto, Luke & Danny Havoc

ややカード的には「箸休め」みたいになってしまった。サンジェイを欠けた、メサイア、アダムフラッシュ、Bボーイは機動力を生かした合体技でハボックを捕らえる。

両陣営とも、ダイブを乱発し、ペースを自軍に持っていこうとする。ところが、ルフィストたちのチームとしての意思疎通は、イマイチ。ということもあって、いつものごとく、ルフィストにバックブリーカーを見舞うゲージに、

あっけにとられたルークを場外に落とし、Bボーイのストンピングから、

フラッシュのトップロープからのギロチンでゲームオーバー。


10. Necro Butcher vs. Drake Younger

UVUタイトルを奪還したいネクロが、ヤンガーに殴りかかっていくが、ヤンガーもマウントを奪い、ネクロを。

ネクロは、いつも以上に厳しい攻めで、ヤンガーを大流血に追い込む。

フォールに行くネクロだが、ヤンガーは意地で跳ねのけていく。ネクロのチョークスリーパーから逃れたヤンガーも負けじと。

これを返したネクロ。あとがないヤンガーはイスを置いて、トップロープ越しのタイガースープレックスでネクロを粉砕。



11. Chris Hero vs. Eddie Kingston vs. Justice Pain

まず、ヒーローとペインが手を結ぶカタチで、キングストンをショルダースルーに。

ところが、着地に失敗し、足首を痛めたキングストンは、場外へエスケープ。仕方なく、ヒーローとペインの一騎打ちに。そこへ、いいトコ取りしようと戻ってきたキングストンだが、たっているのがやっとの状態。ペインは、キングストンの足首を絞り上げることで、キングストンを脱落に追い込む。

残ったヒーローとペインの二人で、争われることに。


激闘を制したペインが、久しぶりに、CZWヘビータイトルに返り咲きに。


12. Cage Of Death Match - Zandig vs. Nick Gage vs. LOBO vs. LuFisto

当初、「Zandig vs. Nick Gage vs. LOBO」だが、毎回、自分の試合に乱入してくるゲージに業を煮やしたルフィストは、「ゲージとの対戦」にCage Of Death Match に参加をアピール。ということで、ザンディグは了承し、4wayで行われることに。そして、敗者には「引退」が!

まずは、ルフィストとゲージの対戦を見守るザンディグとロボ。

ロボが、ゲージをコーナーのガラスに叩きつけたことを合図とばかりに、あちこちでガラス破壊が。

今回の見せ場は、金網最上段から、ザンディグにデスバレーボムを見舞ったロボ。

あまりの衝撃に、ふたりとも、リングの板(リングと金網の間を埋めるかのように追加されたもの)を突き破るほど。なんとか、リングに生還したロボとザンディグだが、戦う余力は残っておらず、ゲージがザンディグをピンフォール



試合後、敗者のザンディグに「引退」が待ち受けているということもあり、ゲージやロボたちが感傷的に。

ファンに挨拶をしたあと、選手たちに囲まれて、花道から去っていくザンディグ。


今年始めのROHの対抗戦が、尻切れで終わってしまい、ストーリーラインを「ロボ、ワイフビーターらの復帰?」や「カナダ軍(ケビンスティーン軍団)」との対抗戦にしようとしたりと、はっきりしないまま、ズルズルときてしまったCZW。

これだけ、他団体の選手を借りるとなると、興行のバッティングにより、選手が参加できなくなってしまうということもネックだったのか?

そんな中で、メインの「Cage Of Death Match」で、コレだけ見せてくれたのは CZWという名のブランドか?ルフィスト、ハボック、ヤンガーなどの新戦力が育ってきているし、ロボもまだまだ動けるので、07のCZWは「デスマッチ回帰」として、IWAミッドサウスのようにデスマッチを「深化」させてもらいたいものだが。