「不滅の国際プロレス」'75-'77 木村時代の夜明け 編 ①

mugiwara-kun2007-03-21


AWAとの業務提携を解除し、カナダ在住のジョー大剛からのブッキングにより、これまでの「テクニシャンタイプ」とは違い、マッドドックバションやジプシージョー、トーアカマタ、クレージーセーラーホワイトなどの「喧嘩屋」のような荒っぽいファイターが、国際マットを襲撃。

これらの荒くれ者たちに対抗できるということで、「打たれ強い」ラッシャー木村をエースとして、前面に出していく路線に変更された。




1 ラッシャー木村vsキラー・トーア・カマタ IWA世界ヘビー級選手権試合 1975.5.26後楽園ホール (5:27)

試合前に、実況席へなにやら、アピールするカマタ。

いきなり、試合が大荒れになり、2人とも場外で収拾がつかず。

両リンになり、三本目もなりふりかまわず、木村に襲い掛かるカマタ。


2 ラッシャー木村vsキラー・トーア・カマタ 金網デスマッチ 1975.6.8大宮スケートセンター (5:57)

後楽園での結果に納得のいかない木村は、金網マッチで再戦を。

3 ラッシャー木村vsマイティー井上 IWA世界ヘビー級選手権試合 1975.6.29後楽園ホール (11:38)

木村が元王者の井上の挑戦を受けるカタチに。

コレまでとは違い、井上が空中にたいし、

木村の真正面から、ワザで受けたつ白熱した一戦に。



4 寺西勇スネーク奄美vsコマンド1号、2号(1:25)


この試合は、とても短いですが、見た目と違い、スネーク奄美の華麗な空中戦を。


5 グレート草津アニマル浜口vsビッグ・ジョン・クイーン、ギル・ヘイズ (6:24)

映像は、「二本目」より。(日本陣営が、一本目を奪取。)
ヘイズが浜口を場外へ。

草津が浜口を助けに行こうとするが、逆につかまってしまう。



リング内に戻ってきた浜口は、額を割られ、大流血に・・・・。

6 ラッシャー木村vsビッグ・ジョン・クイーン IWA世界ヘビー級選手権試合 1975.7.28大田区体育移管 (11:12)

今回の来日で、タッグタイトル奪取に失敗し、今回のタイトルマッチでは結果を出しておきたいクイン。

オーソドックスなレスリングから、

ストンピング、エルボーなどで、木村の喉を集中的に狙っていくクイン。


7 アニマル浜口vsスネーク奄美 1975.9.8山梨県石和町小松パブリックホール (2:33)

いわゆる「蔵出し」お宝映像?
残念ながら、奄美の華麗な空中戦は、ここでは見られません。

8 ザ・コンバットvsグレート草津、マイティー井上 IWA世界タッグ選手権試合 金網デスマッチ 1975.12.2横浜文化体育会館(10:30)

国プロとしては、マイクマーテル&ピエールのザ・コンバットに取られたタッグ王座をカナダへ流出することだけを阻止したいところ。

ところが、コンバットの連携&巧みな凶器攻撃で日本陣営が劣勢に。

それまでは、クリーンファイトを心がけていた草津だが、井上に流血にエキサイトし・・・。



9 ラッシャー木村vsジプシー・ジョー IWA世界ヘビー級選手権試合、金網デスマッチ 1976.12.3後楽園ホール (18:28)

この試合が、後楽園ホールでは初となった「金網マッチ」。

ルールは、このように。

フォールしたあと、「30秒間」置いて、それから、テンカウントで立ち上がれなかったら負けという「43秒間」も掛かってしまうということで、果たして決着がつくのか?

タイツから、凶器を取り出し、木村に襲い掛かるジョー。

そして、木村の額を金網にこすりつけ、大流血に。

コーナーポストの金具をはずし、それで木村を殴りつけるとやりたい放題のジョー。

木村が、グロッキーになったところで、金網最上段にのぼり、木村の息の根を止めようしたジョーだが・・・。

(続く)