不滅の国際プロレス '79-'80 超大物外国人が続々登場編①

mugiwara-kun2007-03-26









S54より、新日本マットに参戦することになった国際勢。その影響もあってか、新日本に参加しているアンドレやジョニーパワーズなどの大物外国人選手が参戦。この四巻目のタイトルは取ってつけたというか苦し紛れというか・・・・。


1 ミレ・ツルノvs阿修羅原 WWU世界ジュニアヘビー級選手権試合 1979.5.6後楽園ホール (22:56)

この年の国際には、チャールズベレツ、マークロコ、ダイナマイトキッドなどのヨーロッパ系の戦士の参加が相次いだ。

なかでもツルノのもつ、西ドイツ地区のWWUタイトルマッチが行われることに。

ヨーロッパといえば、ラウンド制で行われるが、このタイトルマッチは国際らしく「三本勝負」で。

ツルノは、普段どおりのヨーロッパスタイルといえる相手の体に密着するネチッこいレスリングを。
 

解説席より「ツルノのレスリングにあまり付き合うともっていかれる。」という芳の里のいうとおり、原がツルノのペースに一本目を取られてしまう。

二本目も、グラウンドレスリングで向かってくるツルノ。

原は、この状況を抜け出そうと、いつものパワーファイトでツルノから取り返す。

勢いに乗った原は、相手にぶつかっていくブルファイトでツルノを追い詰めていく。

2 ラッシャー木村vsアレックス・スミルノフ 1979.6.21水戸市民体育館 (4:06)

スミルノフの暴走ファイトにつかまってしまった木村。

原は、木村を救出しようと乱入してしまう。


3 マイティー井上、アニマル浜口vsアンドレ・ザ・ジャイアントヘイスタック・カルホーン 1979.7.21村上市民体育館(4:19)

井上の ドロップキックで吹き飛ばされ、貼り付けになってしまったアンドレ

その間、カルホーンと「二対一」で攻めようとする井上浜口。

遠藤レフェリーの手を借り、脱出にしたアンドレは、井上たちを子供扱いに。

井上をビッグブーツに捕らえたアンドレ

しかし、このあと意外な展開に。


4 ラッシャー木村vsアレックス・スミルノフ IWA世界ヘビー級選手権試合 (19:54)

珍しく木村の握手に応じるスミルノフ

ベーカーを破って、タイトル挑戦権を奪取したこともあって、慎重に攻めて、ベルト奪取をもくろんでいるのか?

試合のほうは、クリーンファイトで、木村が先手を取ったカタチに。

スミルノフが、木村をコーナーに飛ばし、ショルダータックルに行ったところをかわされる。

そこへ、木村のブルドッキングヘッドロックから

ブレンバスターという必殺パターンで木村が一本目を。

続いて二本目も、勢いに乗って、そのまま、スミルノフをスリーパーに捕らえた木村だったが、

汗で滑ったのか、自ら解いてしまう。

そこをスミルノフがチャンスとばかりに反撃し、パイルドライバー二連発から、

ブレンバスターで木村を沈める。

三本目は、凶器は使わないものの、スミルノフはラフファイトで木村を追い詰めていく。


5 ルー・テーズvs寺西勇 1979.10.3黒石市中央スポーツ館(10:48)

このシリーズには、「特別レフェリー」として来日したテーズ。
「試合をさせてほしい」ということで、寺西を相手に「10分間エキシビジョンマッチ」が組まれる。

このときのテーズは、すでに60歳を過ぎている。

ところが、身のこなしは早く、まだまだ現役でもいけそうなコンディション。

テーズは、寺西にひとつづつ、丁寧にワザの入り方を教えていく。
 

そんな感じで、「テーズ教室」が。


6 ルー・テーズvs鶴見五郎 1979.10.4秋田市立体育館(12:01)

昨日の「テーズ教室」とは打って変わって、鶴見相手に実践さながらの試合を。

気遅れした鶴見は、テーズ相手にラフファイトを仕掛けることができず、レスリングで。

(続く)