May 4, 2008 "Volcano Girls 2" - Joliet, IL

mugiwara-kun2008-07-01


2004年の5月に、「IWA女子王座決定トーナメント」の第一回から、約4年ぶりの開催。

昨年の女子のデスマッチトーナメントが不作に終わっていることもあって、今度は女子のトーナメント?

「Volcano Girls(直訳すると「火山娘」)」らしい、熱い激闘が繰り広げられるのか?

1. Daffney vs. Shark Girl

一回戦のトップバッターに、「シャークガール」というインチキ臭いルックスのレスラーが。

けっこう仮面」みたいなマスクは、いかがなものかと・・・・。(汗)


とりあえず、オーソドックスにスタートしたものの、

噛み付きに出るという・・・・。


おいおい、口ないやろ・・・・。

ダフニィーは、フォームの悪い腕投げやら、

足がもつれたようなロープワークとか

ツッコミどころか、先行きがファンになってきますなぁ。



2. Daizee Haze vs. Kimberly Kash

これですよ!こういう、綺麗な女性の闘いが見たいんですっ!

ルックスだけでなく、ヘイズのレスリングテクニックに

キンバリーもレッグシザースで対抗。

キンバリーが、気が強くて、意地で向かっていくところなんか、いいですなぁ。


3. Mickie Knuckles vs. Sara Del Rey

いきなり、一回戦に「デスマッチの女王対女アメドラ」の対決をマッチメイクするとは・・・・。

サラの新日LA道場仕込みのグラウンドレスリングに、ミッキーはなにもできず。

ミッキーは、意地で返していくのがやっと。


そんなミッキーをあざ笑うかのように、サラはじっくりとグラウンド地獄に誘い込んでいく。




4. Rachel Summerlyn vs Hailey Hatred

 日本では「マケヘン」に参戦しているヘイトリッドが襲いかかる。

「女ベイダー」と異名をとるだけあって、瞬発力はなかなかのものだが・・・・。

Summerlynをグダグダながらも、巨体を生かしての低空ギロチンで、

見かけによらず、気の強い一面を。

この試合では、ど迫力な「肉弾戦」に期待したいところ。


5. Chris Hero vs. Jason Hades

ジェイソンを見下すヒーロー。

体は小さくても、ライトヘビー王者ということもあり、レスリングテクニックでヒーローに立ち向かって行くジェイソン。
 

これに面白くないヒーローは、コーナーにもつれたところをビッグブーツ。


ここから、荒っぽい試合運びに。


ところが、予想以上のジェイソンの粘りに・・・・・。

6. Claudio Castagnoli & Delirious vs. Dingo & Jaysin Strife

試合前、Strifeに自分から手を差し出しておいて、引っ込めるデリリアス。

タッチしたカスタニョーリも同じように。


やっと試合になったかと思いきや、

Strifeのヘッドバンドを奪ってデリリアスに。

ディンゴはカスタニョーリの足を取ったと思いきや、

ちゃんと相手の足を入れて、倒すあたりは伊達じゃない。



7. Michael Elgin vs. Ernie Osiris

短期決戦とばかりに、飛ばしていくElgin 。

オサイラスとしては、真正面から立ち向かっても勝ち目はないこともあり、

機動力を生かして、

Elgin をかく乱する。

ここまではよかったが、ボディアタックをキャッチされると

間髪いれずに、バックフリップへ。

巨体の割りに、「これは」と思わせる物を見せてくれるElgin 。


これで、ビガロやアメリカンバルーンみたいにプロレスがうまければ、言うことなしなんだけど・・・・。


8. 「1.の勝者」vs. 「4.の勝者」
9. 「2.の勝者」 vs. 「3.の勝者」

お互いの力量にふさわしいマッチメイクというか、組み合わせは良心的。

「9.」については、なかなかいい試合でしたよ。


10. Chuck Taylor vs. Jimmy Jacobs

勝戦の前に、IWAヘビーのタイトルマッチを。

ジェイコブスのモチベーションは、よさそう。


テイラーの得意とするグラウンドレスリングで先手を取る。


しかし、テイラーも冷静に、


流れを自分のものに。

反撃の糸口が、なかなかつかめないジェイコブスは、

とにかく、突破口を開こうと、ガンガン攻めていく。

アルゼンチンバックブリーカー?から、体勢を入れ替えて、チョークスリーパーで一発逆転狙いに。


11. 決勝戦


と、トータルタイム約133分とDVD-R一枚に収録。



トーナメントの組み合わせで、パッと見た時点で「力の差」がモロにわかってしまうマッチメイクだとシラけてしまうが、今回のトーナメントは相手の力量に見合うだけの組み合わせをしていることで、メンバー的にボリュームに欠けるものの、しっかりしたものを見せてくれたのでよろしいじやないかと・・・・・。