IWA-EC Nov. 15, 2006 "Stars With Scars" - Charleston, WV (約130分収録)

mugiwara-kun2006-12-26


一部では、「大日本プロレスアメリ支部」ともいわれている、ポンド主催のプロモーション「IWA イーストコースト」。試合数が、6〜7試合とやや少なめで、選手のほうも「ここでしか見られない」人も。

ということで、まず、実況・解説の挨拶から。


1. Zac Vincent vs. Mike Quackenbush

クァックが絶対的ベビーフェイスのように観客が見るため、ビンセントが何をやってもブーイングが。

試合が始まってみると、ほとんど、クアックの独壇場。面白いように、ビンセントにパラダイスロックを掛けたり、レスリングテクニックでは上であることを観客に証明させたクアック。

反撃しても、後が続かないビンセント。ふたたび、クァックのペースで。

いよいよ、フィニッシュとばかりに、ジャパーニーズレッグロールクラツチにいったところを、反動で体勢をいれかえたビンセントが・・・・・。


2. WarPig vs. "Omega" Aaron Draven

身軽な動きを身上とするアーロンだが、ウォーピッグに捕まってしまい、なにもできないまま。この体格差では仕方ないか?

ウォーピッグの足がロープに絡まってしまったところに、フットスタンプで起死回生を狙うアーロンだが、レフェリーは、ウォーピッグの足のロープを解くことに夢中で、カウントにならず。

捕まえてしまえば、あっさりと逆転に成功したウォーピッグが。なぜか、フォールに行こうとしたところ、マネージャーが足を引っ張る。

場外で口論となるウォーピッグたちに、チャンスとばかりに、トペを見舞うアーロン。これは、ウォーピッグが逃げ、マネージャーのみにヒット。これで、口うるさいマネージャーがいなくなったウォーピツク゜は、イマまでガマンしていたものをすべてアーロンにたたきつけるかのような攻めで余裕の勝利を。


3. Juggulator vs. 2 Tuff Tony

ジャギュレーターは、いつものトリオで。

レフェリーの目をそらしておいて、トニーにチョークを。

そのまま、場外乱闘となり、トニーが不利になると思いつつも、トニーは、ホッチキスを持ち出し、ジャギュレーターの額を打ち付ける。

リングに戻ってきても、大流血のまま、戦いが続く。

トニードライバーが決まったところで、再びカットに入ってくるジャガレーターたち。

このピンチをすくったのが、ジャガレーターたちと因縁のあるミッドナイトライダー。ライダーのフォローもあって、トニーの大逆転勝利。


4. JD Santos vs. The Midnight Rider

試合前に、なにやら、マイクアピールするライダー。

なんか、クリーンに試合をしようと言ってるみたい。

言葉どおり、オーソドックスなレスリングから。ロープフレークのとき、クリーンにブレークすると見せかけておいて、なぜか、ビーチクをつまむライダー。

これに、唖然としたサントスは、エスケープを。

今度は、浣腸とエスカレートするライダーに、サントスの顔色は。(苦笑)

ほとんど、ライダーのペースのまま、同じ体型の某ベテランレスラー風のエルボードロップから、完封勝利。

先ほどの不満なのか、ジャギュレーターたちが現れるが、ライダーはマイクで言い返すのみで、乱闘に発展せず。


5. Sam Hane vs. Barbarian

もう、すっかりレジェンドといわれるようになったバーバリアン。こちらは、新日にS60 10月に初来日した「コンガ・ザ・バーバリアン」。大相撲出身。まずは、リングで殴りあい。そのまま、場外にいくと、今度は、サムが、バーバリアンのお株を奪うかのようなヘッドバッドを見せるが。

この勢いで、ヘッドバッドでフォールを狙っていくバーバリアン。

エニウェアフォールのようだ。

このまま、バーバリアン優勢で、会場のあちこちで乱闘が。

試合を決めようと再びリングに。すると、レフェリーが乱闘に巻き込まれ、ダウン。

そのすきに、サムがタイツから、何かを取り出したようだが。


6. Jerry Lynn vs. Chris Hero

ここのところ、ヒールとしてのズルイ試合をしてくるヒーローだが、リンに対して、握手を求めてから、クリーンファィトを。

スピィーディーな技の応酬を見せる両者。見ごたえのある試合に。


7. 4 Corners Of Pain - Mad Man Pondo vs. Fukimoto

リング下には、画鋲、ネズミ捕りボード、蛍光灯オブジェ、鉛筆ボードと四種類のアイテムが。

いつもの「ウィーアーウィング!」のあの曲ではなく、津軽三味線で入場のフキモト。

「家族(羽曳野の常連客)」のいないアウェーということもあって、どこか緊張気味?

まずは、大ポンドコールに気を良くしたポンドは、フキモトと握手してから、スタッフにリング内に画鋲を入れるように指示。

そこで、ロツクアップを。

三回目のチカラ比べで、ロープに振られ、クローズラインを食らったフキモトが画鋲のエジキに。

そして、画鋲地獄に叩き落されるがこれを返すフキモト。

今度は、パイルドライバーにいこうとしたポンドをショルダースルーでかわし、フォールを狙うフキモト。

これをかえしたポンドを起こし、ロープぎわで額に画鋲をさすフキモトだが、今度は、ポンドから同じようにお返しを。

コーナーに逆さづりにし、フキモトの顔面に「STOP」ボードを置き、イスをボーガンの矢のように投げつけるポンドの攻めにグロッキー状態。

今度は、鉛筆ボードにフキモトの額を押し付けるポンド。

そして、ネズミ捕りボードで脳天一撃とフキモト大ピンチに。

フキモトがダウンしている間に、イスで蛍光灯ボードをセットとするポンド。コレに気づいたフキモトは、ポンドをトップロープからのショルダースルーで投げるが、コレは決め手にならず。

コーナーに蛍光灯をセットし、対角線にポンドをほうりつけるフキモトだが、ポンドに体勢を入れ替えられ、逆に、蛍光灯のエジキに。

コレで動きの止まったフキモトをブレンバスターで鉛筆ボードに投げつけ、

河津掛けでポンドがフキモトから勝利を。

フキモトの大健闘に、客席から「プリーズカムバック!(また、戻ってきて)」コールが起こり、フキモトに握手を求めていくファンが。「家族」以外から、こんなに声援を受けたのは、初めてか?


そして、今年最後となる本興行を締めくくるポンドの挨拶でお開き。


ほかのアメリカインディーと比べるとやや試合数が少ないけど、その分、各試合の内容がそれぞれシッカリしているように見えました。吹本、ここまで受けを見せてくれるとは思ってもいませんでした。



ちなみに、今回はDVD一枚で収録されています。