不滅の国際プロレス '80-'81 国際パイオニア魂は死なない! 編①
当時、ネット局の少ない東京12チャンネルでの中継ということもあり、人気にかげりが。
そして、レギュラー枠の中継を失ったことで、国際としては、さらに厳しい状況へと追い込まれた。
1 大木金太郎、ラッシャー木村vsディック・ザ・ブルーザー、モンゴリアン・ストンパー 1980.3.15越谷市体育館(8:21)
東京12チャンネルが、最後の切り札として「大木金太郎 国際プロレス入団」を発表。
大木のインターヘビー防衛のため?に来日してきたブルーザー。
このとき、すでに51歳と全盛期を過ぎていたものの、衰えを感じさせないような動きを。
ストンパーとのコンビネーションをスムーズにこなし、まずは一本目を。
国際入団ということもあり、大木は得意の頭突きで流れを自分たちのものに取り戻そうとするが。
2 アニマル浜口vsディック・ザ・ブルーザー 1980.3.20大和車体工業体育館 (3:22)
ブルーザーは、一週間だけの「特別参加」。昔、自分のプロモートするWWAに世話をした浜口とのシングルマッチが。
「和製ブルーザー」といわれ、ブルファイトに定評のあった浜口。しかし、本家に気後れしているように見えなくも・・・。
3 ラッシャー木村、アニマル浜口vsアレックス・スミルノフ、キラー・カール・クラップ 1980.11.1後楽園ホール(10:43)
いきなり、場外乱闘のあと、リング内に戻り、慎重に攻めていく木村。
以前、新日本に参加していたクラップが国際へ久しぶりに。あのブレーンクローも健在。
スミルノフがいつもと違い、軽やかにジャンプしてのハイキックを見せたりするが、
これからというのに、放送時間が・・・・・。
4 マイク・ジョージvsジム・スター ルー・テーズ杯争奪戦 予選リーグ 1981.1.7館山市民センター (8:16)
ルーテーズが、自ら所有する「世界ヘビー級ベルト」(のちのUインターでの「プロレスリング世界ヘビー級」タイトルに。)の争奪リーグ戦が開催。
外人同士の公式戦として行われたのが、ジョージ対スター。アメリカ中南部ではライバルとして、何度も対戦している。
相手の手の内を熟知していることもあってか、場外戦にもっていくが、
テーズがレフェリーを務めるということもあり、シビアなレフェリングを。速やかにリングに戻ろうとするが、鉄柱に肩を痛め、墓穴を掘ったようなカタチとなったジョージ。
5 マイティー井上、阿修羅原vsジプシー・ジョー、カール・ファージー IWA世界タッグ選手権試合 1981.6.25清水市鈴代記念体育館(22:19)
S56の3月いっぱいで、毎週行われていたレギュラー中継を失い、月イチの「特別放送(60分)」に降格された。
「最後の放送」となった清水からの録画中継。
いつになく、ジョーはスリーパーを多用していく。
そして、ファージーとの素早いタッチワークで、井上を捕らえる。
見事なタッチワークで完全に自分たちのペースを握ったジョーは、場外乱闘から、
独特のフォームからのニードロップを決めるものの、決定打とならず。
やっとのことで、井上は原にタッチをしたが、ジョーの急所打ちを食らい、チャンピオンチームはせっかくのチャンスを逃してしまう。
ファージーのピンチにイスを持ってカットに入るジョーに対し、
井上もイスで応戦。
若いフアージーに狙いを定めようとした国際勢だが、ファージーも相手にタッチさせないように、相手コーナーでは試合をしないように・・・・。
本編は、ここまで!
中には、市販ビデオデッキで録画したようなものもあり、画乱れなどが生じたものも。
個人的には、「あの試合もみたい!」というようなものも数多くあったが・・・・。